弦楽器製作教室のウェブサイトです。バイオリン、ビオラ、チェロなどの弦楽器の製作にご興味をお持ちのかたはご利用ください。自分で製作した楽器で演奏するよろこびは格別です。 すべての生徒さんが楽器を完成させることができるように、可能なかぎり懇切丁寧に指導させていただきます。初級と中級のコースにおいては、ほとんどの作業に講師が介入いたします。

随時レッスンを行っています。平日と土日のクラスがあります。スケジュールについてはお問い合わせください。

TJK弦楽器工房は有楽町線の江戸川橋駅から徒歩2分、東西線の神楽坂駅から徒歩7分の便利な場所にあります。江戸川橋駅は飯田橋から1駅、池袋から3駅ですので、お仕事帰りにレッスンを受講することもできます。

初級コース

工場で組み立てた半完成品を使うコースです。30時間の作業で完成を目指します。バイオリンをいちから製作すると100~200時間くらいかかるところを(もっとかかる場合もある)、このコースでは数十時間程度におさめることができます。半完成品を使った製作は、初学者の方が弦楽器製作の全体の流れをつかむのに大変有用です。パーツは機械で比較的精密に製造されておりますので、下手に手作業で製作するよりも品質のよい楽器ができあがります。きちんと作れば十分実用に耐える楽器になります。

受講者様には次の工程を行っていただきます。

  • 本体の内側を整える(希望される方のみ)。
  • ラベル(受講者様の氏名などを記載する)を作成し、裏板に接着する。
  • 本体の外側の表面を整える。
  • 色付けおよび目止めの下地処理をする。
  • ニスのプライマーを塗り、表面の処理を行う。
  • ニスを塗り、表面の処理を行う。
  • ペグの穴をあけペグを取り付ける。
  • エンドピンの穴をあける。
  • ナットとサドルをニカワで接着する。
  • 指板の形状を調整しネックにニカワで接着する。
  • 魂柱を製作し、本体に取り付ける。
  • 駒を製作し、弦といっしょに本体に取り付ける。

教材費:
バイオリン 40,000円(税込)
ビオラ 60,000円(税込)
チェロ 120,000円(税込)

設備費:10,000円(税込)

受講料:1時間につき2,000円(税込)

ビオラとチェロはバイオリンよりも大きいので製作にかかる時間も長くなります。ビオラはボディサイズを指定できます。グループでのレッスンとなります。教材費には次のものを含みます。楽器本体、指板、フィッティング、駒(Aubert)、ニス。ただし弦は含みません。 設備費はコース受講開始時に1回だけかかります。製作に必要となる道具は教室でご用意いたします。道具を購入する必要はありませんが、道具を用意できる方は材料を持ち帰ってご自宅で作業をすることもできます。

初中級コース

工場で製造した部品キットを使って製作の学習を行います。100時間の作業で完成を目指します。パーツは機械で比較的精密に製造されておりますので、きちんと作れば十分実用に耐える楽器になります。

受講者様には次の工程を行っていただきます。

  • 裏板にパーフリングを入れる。
  • 裏板の厚みを調整する。
  • 裏板を横板にニカワで貼り付ける。
  • ラベル(受講者様の氏名などを記載する)を作成し、裏板に接着する。
  • 表板にパーフリングを入れる。
  • 表板の厚みを調整する。
  • バスバーを作成し、表板に接着する。
  • 表板を本体にニカワで接着する。
  • ネックの形を調整し、本体に接着する。
  • 色付けおよび目止めの下地処理をする。
  • ニスのプライマーを塗り、表面の処理を行う。
  • ニスを塗り、表面の処理を行う。
  • ペグの穴をあけペグを取り付ける。
  • エンドピンの穴をあける。
  • ナットとサドルをニカワで接着する。
  • 指板をネックにニカワで接着する。
  • 魂柱を製作し、本体に取り付ける。
  • 駒を製作し、弦といっしょに本体に取り付ける。

教材費:50,000円(税込)

設備費:10,000円(税込)

受講料:1時間につき2,000円(税込)

ビオラとチェロのコースはありません。グループレッスンとなります。教材費には次のものを含みます。写真にあるバイオリンのキット、駒(Aubert)、ニス。ただし弦は含みません。 設備費はコース受講開始時に1回だけかかります。製作に必要となる道具は教室でご用意いたします。購入する必要はありません。 すべての工程をレッスン内で行うと、けっこうな金額となってしまいますので、できるだけ持ち帰ってご自宅で作業をされることをおすすめします。初級コースで行う作業のほとんどはニス塗りとニスの表面処理です。 初級コースを修了すると、駒の調整、魂柱の調整、指板の調整、ペグの交換、ニスの修理などができるようになります。

中級コース

中級コースを受講するには初級コースを修了していることが望ましいです。ある程度下準備された材料を使って、製作の学習を行います。200時間の作業で完成を目指します。型枠の製作、表板・裏板・ネックの下準備までは教室側で行います。作業としては、いちから自分で作る場合と同様に、かなり本格的となります。 受講者様には次の工程を行っていただきます。

  • ブロックを型枠に接着し、加工する。
  • 横板を加工し、ブロックに接着する。
  • ライニングを作り、横板およびブロックに接着する。
  • 裏板を作り本体に接着する。
  • 表板を作り本体に接着する。
  • ネックを作り本体に接着する。
  • 色付けおよび目止めの下地処理をする。
  • ニスのプライマーを塗り、表面の処理を行う。
  • 仕上げ用のニスを塗り、表面の処理を行う。
  • ペグの穴をあけペグを取り付ける。
  • ナットとサドルを本体に接着する。
  • 指板を作りネックに接着する。
  • 魂柱を製作し、本体に取り付ける。
  • 駒を製作し、弦といっしょに本体に取り付ける。

教材費:

バイオリン 80,000円(税込)
ビオラ 120,000円(税込)
チェロ 240,000円(税込)

設備費:10,000円(税込)

受講料:1時間につき2,000円(税込)

グループレッスンとなります。教材費には次のものを含みます。バイオリンの表板(スプルース)、裏板(メイプル)、横板(メイプル)、ネック(メイプル)、指板(黒檀)、フィッティング(黒檀)、駒(Aubert)、ニス。ただし弦は含みません。 設備費はコース受講開始時に1回だけかかります。製作に必要となる道具は教室でご用意いたします。購入する必要はありません。

上級コース

中級コースの修了が必須となります。製作するモデルの選定、型枠の製作、表板・裏板のはぎ合わせなど、すべての工程を生徒さんが主導的に行います。

教材費:ご相談ください。

設備費:10,000円(税込)

受講料:1時間につき2,000円(税込)

グループレッスンとなります。教材費は使用する材料のグレードにより変わりますのでお見積もりとなります。設備費はコース受講開始時に1回だけかかります。製作に必要となる道具は教室でご用意いたします。購入する必要はありません。

材料の持ち込み

生徒様が教室外部で調達した材料の持ち込みも可能です。ただし、その場合は、手数料として調達価格の30%のお支払いをお願いしております。

ビオラとチェロの製作コース

ビオラとチェロについても対応可能ですが、楽器が大きくなると製作にかかる作業量も増えます。具体的には、バイオリンとの比較で、ビオラは2倍以上、チェロは3-4倍以上の作業時間かかります。初めての方でも、キットを使う初級コースなら受講できます。詳細はご相談ください。

その他

コース開始時にかかる初期費用(教材費と設備費)は初回レッスンのときにお支払いいただきます。分割払いをご希望の場合はJACCSをご利用いただけます。毎回のレッスンの受講料はその都度払いです。

レッスンはグループで行いますが指導はマンツーマンとなります。それぞれの生徒さんの進み具合に合わせて必要なことを個別にお伝えいたします。希望される方にはマンツーマンの個人レッスンもできます。個人レッスンの受講料は10分につき1,100円(税込)です。

弦楽器製作にあたった生じる怪我などについては教室は責任を負うことができません。怪我をしないための方法はお教えしますが、手指は多少なりとも傷つきます。刃物を使うので、誤って指などを傷つけてしまうことがあります。中級コース以上では、カンナを使って木を大量に削るので、慣れていない人がやると手指に豆ができて皮がぼろぼろになります。手指の状態がお仕事に大きく影響する方には弦楽器製作はおすすめいたしません。

木工作業では木くずがたくさん発生します。レッスンには汚れてもいい服装でいらしてください。エプロンけを使う方法もあります。粉塵も発生しますのでマスクの着用をおすすめいたします。

ご自宅で作業を行っていただくと、レッスンの受講料を節約することができます。ただし木くずやニスで部屋が汚れますので、専用のスペースを用意する必要があります。教室は道具の貸し出しはしておりませんので、道具は別途購入していだく必要があります。よく使う道具は限られていますので、購入してもそれほど費用はかかりません。バイオリン製作に使う道具についての説明はこちらをご覧ください。