弦楽器製作でよく使う道具関係をご紹介します。

弦楽器製作で最もよく使う道具は丸鉋(まるかんな)です。

丸鉋(表)
丸鉋(表)
丸鉋(裏)
丸鉋(裏)

丸鉋とは、底面が丸くなっている鉋のことです。弦楽器の表板や裏板は曲面でできています。丸鉋で木材を使って削って曲面を作ります。曲面に鉋をかけるには底が丸くなっている鉋が必要です。

次によく使うのはシックネスゲージです。厚み(thickness)をはかる測定器です。

表板や裏板は丸鉋で削って形を作ります。そのときに厚みが重要になります。厚すぎても薄すぎてもだめです。指の感覚でもけっこうわかるのですが、より正確に厚みを把握するためシックネスゲージを使います。私のお気に入りはこちらのメーカーです。日本製です。

スクレーパーも重要な道具のひとつです。板を削っていって最終的な形まであと一歩となったときに、鉋を使うと削れすぎてしまいます。そのようなときはスクレーパーを使います。スクレーパーで板の表面をひっかくと、少量の木くずが取れます。削るというよりはこそぎ取るとすといった感じになります。

スクレーパー
スクレーパー

写真にあるのは普段使っているスクレーパーたちです。いずれも弦楽器製作用に作られたスクレーパーではありません。OLFAというメーカーのナイフの刃やスクレーパーを加工して使っています。OLFAはカッターナイフで有名です。ホームセンターなどで入手できます。

バイオリン乾燥台
バイオリン乾燥台

上の写真はバイオリンのニスを乾燥させるための乾燥台です。20台くらいは一度に乾燥させることができます。ビオラはOKですが、チェロはNGです。洋服用のクローゼットなどを代用しようかとも思いましたが、使いにくいので写真にある乾燥台を自作しました。材料代は2~3千円くらいだったと思います。バイオリンのエンドピンをさすところに、専用の部品を挿入して固定し、乾燥台にひっかけます。ちなみに、真ん中は生徒さんのバイオリン、両端は教室のバイオリンです。