チェロ製作の生徒さんがプライマーのニスを塗り始めました。木材には目に見えない穴がたくさんあります。穴の大きさや密度は一様ではありません。いきなり色付きのニスを塗り始めるとニスが穴に入り込んで色の濃いところと薄いところができマダラ模様になってしまいます。そこでこの穴をふさぐために透明のニスを塗って目止めの処理を行います。プライマーは2回塗ります。
当教室では生徒さんの楽器には扱いやすいオイルニスを使っています。講師の楽器にはアルコールニスを使うこともあります。アルコールニスは硬化が早いので工期が短くなりますが、乾くのが早いので扱いが難しいです。