生徒さんが３０年ほど前に製作したバイオリンの仕上がりが気に入らないので、様々な箇所を修正したいので指導をして欲しいとのご依頼です。ニスも塗り直したいとのことです。表板を本体からはがして、内側の状態を整えました。具体的には、板の厚さの調整、ブロックやライニングについている余計な贅肉のそぎ落とし、パーフリングの修正、スクロールの形状の修正、ニスはがしなどを行いました。ニスをはがす作業はかなり時間がかかりました。すべての修正が終わり、ようやく表板を本体に接着することができました。次回からニス塗りの作業に着手します。
