昔作ったMontagnanaチェロの音がイマイチなのでリメイクすることに。音色はいいのだけど音量が足りない。E線があまり響かない。表板をはがし、横板、裏板、表板、横板のすべてについて厚さを調整した。かなりのダイエットとなった。表板をニカワで接着(ちなみに下記写真でチェロの隣にみえるのはバスヴィオラ・ダ・ガンバ)。

プロポリスのアルコールニスを使うことにした。プロポリスが入るとしなやかになり倍音がきらびやかになるとの触れ込み。真偽のほどは不明であるが確かに音色はよく好みのニスである。下記写真はプライマー+色ニス1回目の後。ニスの色はゴールデンブラウン。

色ニス1回目
色ニス1回目
色ニス4回目
色ニス4回目
色ニス6回目
色ニス6回目

アルコールニスは乾くのが早いので、オイルニスよりも短期間で完成させることができる。乾くのが早いということは、塗るのが難しいということ。オイルニスのように二度塗りするとムラになる。色ムラが出ないように塗るのは至難の業である。やわらかいハケでやさしく塗るとムラが出にくいが、それでもムラになるので、細めの筆を柄ってタッチアップで修正する。初心者の生徒さんにはおすすめしていない。